RETURN
改行に対する認識の誤りでもっとも頻繁に見られる問題点の例を挙げておきましょう。
- ここをクリックして、ある文章を見てください(小窓が現れます)。内容はダミーです。文字が小さいときには(言い換えれば画面幅が大きいときには)一件普通の文章ですが、文字の大きさをブラウザの文字サイズ調整で大きくしてみてください。Ctrlを押しながらマウスのスクロールホイールを回すと文字サイズが変わります。
- 一行の文字幅が画面サイズを超えた途端にフォーマットが乱れましたね。実は一行ごとにRETURNキーで改行してあるからです。読み手側が文字サイズや画面サイズを変えてしまうと、この問題はたちまち露呈してしまいます。こちらが正しい改行ですね。文字サイズを変えてもフォーマットは崩れません。
- ここまで極端に一行ごとに改行する人はいないでしょうが、近いミスは多く見られます。良くあるのがこんな文章です。文字サイズによっては何の問題もないようなのですが、文字サイズを大きくしていくと最初の文章の後で不必要な改行を入れていますね。
- とりあえず改行のお話をしましたが、それ以外にもe-mailなどに絡む問題は多々あります。思いつくところでは:
- テキスト形式のメールの限界 - 特にビジネスの世界では完全に限界です
- 不適切なタイプフェイスの選択 - 素人は選べるからといって変わった字体を選ばないことです。ろくな事になりません。特に英文は必ず英文のフォントを使用しましょう。間違ってもMSゴシックなんかで英文打たないように。
- 過剰な文字修飾 - タイプフェイスと一緒で素人は大抵やりすぎになります。
- 素人というのは、ここではそういったきちんとした文字・文章デザインの知識のない人のことです。私も含めて普通、素人です。
- この辺はこのコーナーの趣旨から大幅に外れていきそうなので、機会があれば外資の方で触れたいと思います。